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旋削加工の工具各部の作用
すくい角
旋削加工の工具各部の作用
すくい角
すくい角は切削抵抗、切りくず排出、切削熱、工具寿命に大きく影響する刃先角度です。
すくい角における影響
すくい角が正(+)に大きくなると、切れ味が良くなる。
すくい角が正(+)に1°大きくなると、切削動力が1%減少する。
すくい角が正(+)に大きくなると、刃先強度が低下し、負(−)に大きくなり過ぎると切削抵抗が増大する。
すくい角を負(−)に
大きくする場合
硬い被削材のとき
黒皮、断続切削のように刃先の強度を必要とするとき
すくい角を正(+)に
大きくする場合
軟らかい被削材のとき
削りやすい材料のとき
被削材、機械に剛性のないとき
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